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日本一の産油量を誇っていた「新津油田」を中心とする石油採掘の歴史や石油と人との関わりを学べる

​石油の世界館

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石油の世界館
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新津油田の紹介

新潟市の南東部に位置する新津丘陵は、古くから丘陵の各地からブクブクと原油が湧いていました。原油や天然アスファルトを産出したところをまとめて「新津油田」と呼びます。

 

1608年(慶長13年)真柄仁兵衛(まがらにへえ)が「煮坪(にえつぼ)」を発見、1613年(慶長18年)に新発田藩主溝口家の許可を得て原油の採掘を始めます。

1873年(明治6年)日本坑法が制定され、1874(明治7年)に金津村の庄屋であった中野貫一(なかのかんいち)が石油の事業を始めたことで新津油田は栄えていきました。

中野貫一は「手掘り井戸」「上総掘り」「綱式機械掘り」と新しい技術を積極的に導入して石油の産油量を拡大し、日本の石油王と呼ばれるまでになりました。

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石油の技術を学べる

石油の開発は地質調査から始まり、調査で得たデータ分析をもとに井戸を掘る計画が練られ、やぐらを組む等、色々なことを行って進められます。

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石油の歴史を学べる

新潟は日本最古の石油発祥の地です。

その歴史は古く日本の正史である「日本書記」によると、天智天皇が統治していた飛鳥時代にあたる668年に「 越国(こしのくに) (現在の新潟県を含む地域)、燃ゆる土燃ゆる水を献ず」という記述があり、今に残る文献で初めて「石油」が登場しました。

燃ゆる水とは「石油」のことで、燃える土は「天然アスファルト」と推定されています。

新潟市秋葉区の新津油田は、明治末期から大正初期にかけ、日本一の産油量を誇りました。ピークの1917年には、年間12万キロリットルに達したそうです。

館内の映像ホールでは、​新津油田の歴史と地層の成り立ちを映像で学ぶこともできます

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営業時間

開館時間

休館日

09:00 - 17:00

毎週水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日。ただし、5月・11月は無休)

12月28~1月3日

アクセス

磐越自動車道「新津IC」より車で20分

JR信越本線「矢代田駅」より徒歩25分

秋葉区・区バス「金津・石油の里前バス停」より徒歩1分

駐車場は隣のビジターセンター駐車場をご利用ください

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にえつぼ

煮坪(市指定文化財)

新津油田発祥の地と伝わる油井です。
石油はかつて「くそうず」と呼ばれていました。独特の臭いから「臭水」、草の間にしみ出していたことから「草水」・「草生水」といった漢字が当てられました。また、草水のしみ出す場所(油井)は「坪」と呼ばれました。
勢いが盛んな時代、この油井からは石油・天然ガスと水が混じり合った黒い液体が激しく噴き上がり、沸々と物を煮ているような音が周囲に鳴り響いていました。そのため、この油井は「煮坪」と呼ばれるようになりました。

今では、煮坪は自噴が弱まり、その姿は一変しました。しかし、この煮坪こそ新津油田の原点であり、日本の石油史にあっても記念碑的な史跡であることに変わりはありません。

煮坪までのマップをスタッフが手作りしました。

​新津油田の原点をぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか。

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石油の世界館  ​TEL 0250-22-1400

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